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頑張っている人ほど、“雑に食べて”しまう

ゆっくり食べたいのに、何も考えずにちゃっちゃと食事を済ませてしまう……

最近、何に行き急いでいるのか、こんな悩みがあります。

 

早食い、大食いしてしまって胃がSOSを出すことも。

 

ゆっくり、丁寧に食事したい……

 

このことを思い始めたのは、

「食べるの早くなったね?無理して合わせなくていいんだよ」

とパートナーが言って気づかせてくれたから。

 

生き方は食事に出る、これは私の食事に対する理論で、

食事の指導をする立場にもかかわらず、理想の食べ方、理想の生き方からずれてきていることに憤りを覚えたのです。

 

そこで、この問題の根本は何なのか?考えてみました。

 

 

 

「ちゃんとしなきゃ」

そう思って生きればいきるほど、実は食事が雑になっていきます。

 

意外かもしれませんが、美容にも気を使っている、健康にも気を使っている、食材も選んでいる、サプリも飲んでいる。

なのに、食べ方だけが、どんどん“戦闘モード”になっていく。

 

立ったまま食べる。
スマホを見ながら食べる。
噛まずに流し込む。
味わう前に次の予定を考えている。

 

心当たりある人いますか?

今の私はめっちゃある。

 

身体に良いものを入れているのに、その身体自身はどこか緊張したまま。

なんだか上手くマネジメントできない自分にイライラ。

でも、これって、意識が低いわけでも、怠けているわけでもなくて、むしろ逆なんですよね。

 

頑張っているからです。

 

 

食事というと、

  • 何を食べるか

  • カロリー

  • 糖質

  • 添加物

  • タンパク質

ばかりが注目されます。もちろん、それも大切だし、私も気にしています。

 

でも実は、身体は「何を食べたか」だけではなく、「どんな状態で食べたか」を強く記憶しています。

 

緊張しながら食べた食事。
不安を抱えながら流し込んだ食事。
急いで胃に詰め込んだ食事。

 

身体は、それを「危険な環境」だと認識します。

すると、消化吸収よりも、「生き延びること」を優先し始めます。

 

不思議ですが、心に余裕がない時ほど、人は噛めなくなります。

早く終わらせようとする。効率よく済ませようとする。

それは仕事だけではなく、食事にも現れます。

 

でも本来、咀嚼という行為は、

「今ここにいる」

という身体へのサインでもあると思うのです。

 

よく噛むと、副交感神経が働き始めます。

呼吸が少し深くなる。
胃腸が動き始める。

 

身体が「安全だ」と感じ始める。

 

丁寧な食事とは、高級な料理のことではなくて、

身体に、「急がなくて大丈夫」と教えてあげる時間なんですよね。

 

美容整体のお客様にも、よく言っているのですが、

どれだけ高価な美容液を使っても、どれだけ身体に良いものを食べても、

ずっと緊張している身体は、回復モードに入りづらくなります。

実際、

  • 食いしばり

  • 早食い

  • 甘いものへの衝動

  • ドカ食い

  • 常に何か食べたい感覚

こうしたものは、意志の弱さだけではなく、「安心不足」から来ている場合もあります。

頑張り続けている人の身体は、思っている以上に疲れています。

だからこそ必要なのは、

さらに厳しく管理することではなく、「安心して食べる経験」なのかもしれません。

 

丁寧な食事を5分から始めてみる……

丁寧な食事というと、完璧な献立や、時間をかけた料理を想像する人もいます。

私も、食器が好きなので、どの食器を使うか、どう盛り付けるか、どこで食べるか、などなど気にすればどんどん出てくる。

 

でも本当は、もっと小さなものなのですよね。

例えば、

  • 座って食べる

  • 一口目を味わう

  • 温かさを感じる

  • スマホを置く

  • 深呼吸してから食べる

  • 「いただきます」をちゃんと言う

それだけでも、身体は少しずつ変わっていくと思います。

 

食事は、単なる栄養補給ではなくて、「今日も生きていていい」と身体に教える行為でもあります。

もし最近、ちゃんと食べているのに疲れるなら。身体に良いものを選んでいるのに満たされないなら。

 

まずは、
何を食べるかではなく、

 

“どんな気持ちで食べているか”

 

を見つめてみてもいいのかもしれません。