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肥満だけじゃない!恐ろしい病気になる習慣

今日もまた高カロリーなものを食べてしまったなぁ……

 

そのような罪悪感は多くの方が感じたことがあると思います。

 

しかし、高カロリー、高脂肪、高糖質の食事、インスタント食品で済ませたり、食べすぎたりすることは、太るだけでなく恐ろしい病気にもつながる可能性があります。

食生活というのは、たいてい、今日・明日限りのものではなく、一度緩んでしまうとかなり長引くので注意が必要です。

 

今日は、そのような食習慣を続けているとどうなるのか?

心当たりがある人は、どのように改善すればよいのかについてお話しします。

 

 

食事の不摂生は、三大疾病のひとつである糖尿病を引き起こす要因になります。若いうちはあまり気にされる方が多くないのですが、誤った食生活や運動不足などを続けることで誰もがかかってしまう病気です。そして、糖尿病は、予防が可能なのです。

 

 

高血糖の要因としては、以下のような生活習慣が挙げられます:

 

不健康な食生活: 高カロリー、高脂肪、高糖質の食事や、食事の摂取量の過剰など、不健康な食生活は高血糖の要因となります。

運動不足: 運動不足は体内のブドウ糖をエネルギーとして消費する機会を減らし、血糖値の上昇を引き起こす可能性があります。

肥満: 過体重や肥満は、インスリン抵抗性を引き起こすことがあり、それにより血糖値が上昇します。

ストレス: ストレスはストレスホルモンの放出を促し、血糖値を上昇させる可能性があります。

睡眠不足: 睡眠不足は体内のホルモンバランスを乱し、血糖値の上昇を引き起こす可能性があります。

喫煙: タバコの煙に含まれる有害物質は、血管を収縮させ、血糖値を上昇させることがあります。

 

これらの要因は個々に影響を与えるだけでなく、相互に影響し合うこともあります。そのため、健康的な生活習慣の確立が血糖値の管理に重要です。

 

 

では、どのような習慣を身につけると、糖尿病を予防できるでしょうか?

 

 

日本糖尿病学会の発表によると、規則的な運動が、インスリン感受性を高め、血糖値のコントロールに役立ちます。毎日少しの時間でもよいので運動する習慣があると良さそうですね。

肥満は糖尿病リスク要因の一つに挙げられるので、運動をすることで、 適正体重を維持することもでき、ダブルで糖尿病対策になります。適正な体重管理は、インスリン抵抗性を改善する助けにもなります。

それから、一番重要になってくるのが、食事です。食物繊維が豊富な野菜や果物は、血糖値の上昇を緩やかにし、糖尿病のリスクを下げます。特に、キャベツに含まれるクロロゲン酸には抗酸化作用や血糖値上昇抑制作用があると言われています。また、食物繊維が豊富で、ビタミンC、ビタミンKなどの栄養素も含まれています。(参考:日本食品標準成分表2022年版)

 

 

では、最後に、今日から取り入れると良い食材、キャベツと食べ合わせの良い野菜と簡単レシピをご紹介します。

 

【キャベツと食べ合わせると良い野菜】

キャベツと一緒に食べると良い野菜は、玉ねぎ、ブロッコリー、アボカドなどです。

- 玉ねぎ:キャベツと同様にクロロゲン酸を含み、相乗効果が期待できます。

- ブロッコリー:食物繊維が豊富で、血糖値の上昇を抑える働きがあります。

- アボカド:良質な植物性脂肪を含み、インスリン感受性を高める可能性があります。

 

 

【紫キャベツと赤玉ねぎのサラダ】

材料:

キャベツ200g、玉ねぎ1/2個、レモン汁適量、オリーブオイル適量、塩コショウ適量

 

作り方:

1. キャベツは薄く切り、玉ねぎはくし形に薄く切る

2. ボウルに入れ、レモン汁、オリーブオイル、塩コショウで和える

 

色もとても美しいサラダなので、お弁当にもおすすめです。

 

 

糖尿病なんて、私と関係ない、と思っている若い方がほとんどだと思います。しかし、あなたは健康的な食生活を送っていると自信をもって言えますか?たまには、高カロリーのものやインスタント食品をたべたくなることもあるでしょう。

日頃から健康に意識を向けた食生活を心がけると、たまの誘惑に負けてしまってもすぐに軌道修正が出来ます。

目の前の食材を何の目的で食べ、健康のどの部分に影響するのか考えるだけでも違います。

キャベツのことを知ると、次に食べるときには、この野菜は糖尿病のリスクを減らしてくれるのだなぁと思い浮かべることが出来ると思います。そのような食材を少しずつ増やしていきたいですね。